男性が「かっこいい仏壇」と感じるデザインと
女性が「かわいい仏壇」と感じるデザインとでは、かなり大きな違いがあります。
男性が感じる「かっこ良さ」って、機能的な仏壇だったり、未来的なデザインの仏壇だったり、奇抜なデザインの仏壇だったりするのでしょうが・・・
女性が「かわいい」「おしゃれ」と感じるのは、「小型仏壇」「コンパクト仏壇」といった小さなものだったり、「色がキレイな仏壇」だったりするわけです。
多くの仏壇メーカーは、ここの違いが分かっていないような気がします。
女性向けの素敵な色や仕上げの仏壇って、結構あるようですが、多分、作っている人とかデザインしている人に男性が多いせいでしょうか、女性が「かわいい仏壇」「素敵な仏壇」と感じるポイントがずれている気がします。
かくいう私も、女性に訴求すると宣言しておきながら、パンフレットやウェブデザインは、いまひとつ女性の心を掴み切っていない気がします。
マーケティングや商品開発って、
開発者側の着眼点や斬新な発想
と
ユーザー側の求めるもの
が一致しないと成功しません。
以前にも書いた通り、発想が飛び過ぎていると消費者はついてこれません。
まだまだ、開発者の思い入れが強く、それを押し付けるような文章表現がパンフレットにもウェブの説明にもまだまだありますね。
女性が「かわいい仏壇」って、反応してくれるにしてもその女性が
クラシカルなインテリアが好きなのか
同じクラシカルなインテリアでも、白を基調としたエレガントなスタイルなのか
金銀や黒を使ったノーブルなスタイルなのか
でも、感じ方は違います。
クラシカルではなく、カントリー調のインテリアが好みの女性でも
アメリカンカントリーのスタイルと、ヨーロピアンカントリーでは異なりますし
ヨーロピアンカントリーと一口に言っても、南欧と北欧では生活習慣も生活文化も違うわけですから、使う素材や色も違ってきます。
人によって異なる価値観や感じ方の違い
人によって求めるものの違い
「鏡壇”ミラリエ”」は額のデザインと色と材質の組合せで、幅広いお客様の好みに対応できる仕組みを整えてきましたし、これからもっと選択肢や組合せをふやしていきたいと考えているのですが・・・
それ以前に、まだまだ
お客様に薄型壁掛け仏壇「鏡壇”ミラリエ”」の良さを伝えきれていない
と同時に
お客様の心を掴み切れていない
多くの男性に「かっこいい仏壇」と言ってくださるためには、多くの方に見て触れてもらうしかありません。
多くの女性に「かわいい仏壇」と評価していただくためには、多くの見て触れてもらうしかありません。
Webや印刷物では伝えきれない「鏡壇”ミラリエ”」の額の質感や、電源をONにしたときにマジックミラーが透ける透明感を、どうやって多くの人に伝えるか・・・
まだまだたくさんの解決しなければならない課題が残されており
だからこそファイトも湧くのですが・・・
まさに「順調に難航中」なのです。