今年の2月にインテリア壁掛け仏壇「鏡壇ミラリエ」をインターネットショップで発売したときに・・・
東北地方の新聞社の広告代理店の方から数多くの広告出稿営業のお電話をいただきました。
口々に
「震災で亡くなられた方にぴったりの仏壇です。是非広告を!」
と熱く語られます。
知人からも、被災地向けに営業をかけたらどうか・・・
というアドバイスをいただきました。
でも・・・
なんだか人の不幸に付け込んで営業するのは嫌だな・・・
という思いと
被災者の方に喜んでいただけるのだったら嬉しいんだけど・・・
という思いが交錯して複雑な心境でした。
しかし、先日かかってきた一本の電話がそんな気持ちを晴らしてくれました。
お電話をくださったのは、東日本大震災の被災者のご夫婦。
なんでも、ようやく自宅のリフォームが終わり、仮設住宅から自宅に戻ることができることになったので、真新しくなった住まいに似合う仏壇を探していてミラリエを見つけたとのこと。
東京に出かける予定があるので、ショールームがあるのだったら現物を確認したい・・・
という連絡でした。
ショールームはまだないのですが、現物をお見せすることはできますというお返事をしたところ、実際に見に来られることになりました。
「写真で見るより、実物の方がキレイ」
と喜んでくださり、ご注文をいただけることになりました。
被災者の方々にも開発者の思いが伝わるのであれば、こんな素敵なことはありません。
そのお客様への出荷も終わり、無事に届いたというお返事をいただきました。
ミラリエを設置した素敵なお部屋の写真が届くことを心待ちにしているところです。