お仏壇のインテリア化と仏具のインテリア化
お仏壇の前にお線香があるというのはみなさんにとっては「当り雨」の感覚だと思います。
しかし、その「当たり前」というのに少々疑問があります。
モダン仏壇やインテリア仏壇、現代仏壇、家具調仏壇と呼ばれるお仏壇にも組合せ用の仏具がセットされている場合が多いようですし、多くの方がお仏壇とセットで仏具も購入されると思います。
でも、現代の都市生活に合わせたお仏壇を開発するなら、に合わせた仏具の三具足(花、灯り、香)や五具足(花×2、灯り×2、香×1)があっても良いと思うのです。
もちろん、モダン仏壇やインテリア仏壇、現代仏壇、家具調仏壇といったモダンな生活に合わせたお仏壇の仏具は、それなりにモダンなデザインになっているのですが、機能的には昔のままですよね。
近年、LEDを活用したローソク・・・というものも開発されていますし、灯り(灯明)の供養なのですから、ローソクがLEDに代わるのは必然といえば必然です。
お線香も、最近はとても良い香のものや、煙の少ないものも開発されています。
ローズやラベンダー、金木犀といった自然の良い香で、煙の少ないものもあり、実際に試してみましたが、多少は煙の臭いは気にならなくはないですが、部屋に爽やかな残り香があり、心地よい気分でまさにリラクゼーション空間という感じでした。
・・・でも、それならポプリやアロマのディフューザーでも良いのでは?
という疑問が湧いてきたので、お仏壇とお線香についていろいろ調べてみることにしました。
モダン仏壇・インテリア仏壇と名付けて、現代の生活にお仏壇を合わせるのであれば、三具足・五具足というご供養の形式も現代の生活に合わせても良いのではないかと思うのです。
もちろん、日蓮正宗時代からの伝統的な理由による制約や不安感もあると思いますので、お仏壇とお線香の起源やその背景について少しずつ書いていきたいと思います。