前回は「プリザーブドフラワー」を取り上げましたが・・・
今回はドライフラワーです。
「仏壇にドライフラワー?」
と意外に感じられた方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
「生命の永遠」
とか
「枯れても美しい」
とか
「枯れても使命がある」
といったことを考えると、案外素直に受け入れられるのではないでしょうか?
それに、前回も書いた通り、
「365日生花を切らさない」
というのは大変なことですし、仏花を洋間のインテリアコーディネートに取り入れて、家族の憩い、和み、豊かな生活といった心の安らぎに繋がるのであれば、積極的に活用すべきではないかと思うのです。
しかも、ラベンダーのような香草は、ドライフラワーにしても香を出し続けるものもありますし・・・
スターチスのように、ドライフラワーにしても変わらぬ色彩を保ち続けるお花もあります。
キノブランというスターチスの仲間も、生花としてもドライフラワーとしても活躍します。
夏場に弱いカスミソウの代役として使われるミスティーブルーもスターチスの仲間ですが、生花として活躍し、その後もドライフラワーとして活躍するのですから、名脇役といえるでしょう。
カスミソウもブーケでは脇役ですが、主役より長く活躍しますし、ドライフラワーでは主役を演じることもあるくらいなのです。
このブログでもセイタカアワダチソウは、生花のときとドライフラワーにしてからの二回も記事にさせていただきました。
千日紅(センニチコウ)も、生花とドライフラワーで活躍しました。
我家では、初夏に咲いたラベンダーをドライフラワーにして、秋にはリースにして飾ります。
色合いと良い香りがリビングルームの居心地をよくしてくれる定番アイテムとなりました。
これは、アウトレットモールにあったフランフランのバーゲンで見つけたドライフラワーのトピアリーです。
一目惚れして買ってしまいました。
なんとなく秋を感じさせてくれるのですが、だからといって寂しさではなく、優しいイメージなのが大好きです。
いかがでしたでしょうか?
まずは、
「仏花は生花でなくてはならない」
という固定観念から解き放たれてみましょう。
あなたの美しくて素直な「感謝の心」と「祈り」が、お花とインテリアと仏壇と融合するのであれば、家族にとっても偲ばれる人にとっても素敵なことだと思うのです。