【壁掛け仏壇は軽量仏壇】
インテリアコーディネートができる壁掛け仏壇は、文字通り「壁に掛ける」わけですから、日本の住宅建築で最も多用されている「石膏ボード」という断熱性能や防火性能には優れているが、物を掛けるという荷重強度を前提としていない構造にも対応できる軽量仏壇でなくてはなりません。
「現代仏壇」と呼ばれている壁掛け仏壇も数多く発売されていますが、おしゃれな仏壇、素敵な仏壇、デザイン仏壇とも呼ばれているこれらの仏壇の多くの物は、仏壇屋さんか専門の業者さんが来ないと取り付けられない物が多いようです。
その原因は重量にあります。
いくら仏壇を現代風にアレンジしたところで、従来の仏壇の考え方でそのまま壁掛け仏壇にしてしまったのでは、重くなって当たり前です。
黒檀のような高級な銘木を使うほど、仏壇全体が重くなってしまいますし、軽量化を図ろうとすると、どうしても安っぽい合板になってしまいます。
唯一、軽くて丈夫で耐用年数が長い「本物の木」で作るとしたら、桐にする以外には選択肢はないかもしれません。
実は、「鏡壇”ミラリエ”」も一番最初は桐でボックスを作ることを検討していました。
色々な素材を検討した結果、現在はアルミニウム製のキャビネットを使用しています。
以前にも書きましたが、木は金属より軽いのですが、強度を持たせるためには板の厚さが必要で、薄い鉄板で作った方が、強度が増して、重量も軽くなります。
アルミニウムだと、鉄よりはるかに軽いので、現在はアルミにしています。
おそらく、仏壇屋さんの固定観念では、軽量仏壇を実現するためにアルミニウムにするという発想は生まれてこないでしょうね。
グレイスプレイスの「鏡壇”ミラリエ”」は、これらの難題をすべて解決して生まれた全く新しい発想の軽量仏壇なのです。