第1回は「プリザーブロフラワー」
第2回は「ドライフラワー」
をテーマに取り上げましたが、
今回は「アーティフィシャルフラワー」です。
「アーティフィシャルフラワー(artificial flower)とは、いわゆる造花のことです。
仏花として仏壇に供えるお花は生花に越したことはありませんが・・・
生花でなければならないという決まりがあるわけではありませんし、生花を切らさないようにといっても枯れかけたお花をお供えするよりは、思い切って枯れることのない造花を使った方が、お部屋の中もスッキリしますよね。
仏壇にお花を供えるということは、ご供養の一環でもあるのですが、洋間やリビングルームにお花を飾るということは、そこで生活する家族のこと、インテリア全体のコーディネートも考えなければなりません。
しかも、生花をきらさないとなると経済的な負担も大きくなりますので、前回・前々回でご紹介したプリザーブドフラワーやドライフラワーと今回ご紹介するアーティフィシャルフラワーを活用することで、お部屋の雰囲気を手軽に美しくフレッシュに保つことができます。
「本来は生花を供えなければならないのに、造花だとご供養の手抜き・・・」
という後ろ向きの考え方ではなく、もっと前向きに
「造花ならではのお花のご供養」を
(1)造花ならではの色やデザインを楽しむ
(2)造花ならではの機能を楽しむ
(3)造花ならではのアレンジを楽しむ
の3つの視点から考えてみたいと思います。
【1:造花ならではの色やデザインを楽しむ】
造花には本物そっくりに作られた「フェイク」もありますが、色やデザインが
「現実にはありえない」
という物もあります。
実はアーティフィシャルフラワーの楽しみ方のひとつがここにありますので、いくつかの事例をご紹介いたします。
雪をまとったような花
現実には無い、青いポインセチア
ラメで飾られた花びらと白い葉
【2:造花ならではの機能を楽しむ】
フローティングキャンドルを浮かべて
花を灯のご供養を・・・
ポプリの飾りとして
花と香りのご供養を・・・
アロマのリードディフューザーの飾りとして
花と香りのご供養を・・・
【3:造花ならではのアレンジを楽しむ】
ブーケのようにアレンジをして・・・
プリザーブドフラワーに似せて・・・
寄せ植えのようにアレンジして・・・
リースにして・・・
トピアリーにして・・・
いかがでしたでしょうか?
もちろん生花も良いのですけれど、お部屋のインテリアコーディネートにはアーティフィシャルフラワーが役立つこともたくさんあります。
それをどう、ご供養の気持ちとして表現するかは、あなた次第なのだと思います。
仏壇がご安置されている空間が、ご家族にとっても寛げる気持ちの良い空間であれば素敵なことだなと思うのです。
【今日(1/28)の誕生花】
キンギョソウ
ネモフィラ
ハツユキソウ
ポプラ
カタクリ
ネモフィラ
レプトスペルマム
ガザニア
スノーフレーク
【参考サイト】